函館の消火栓
函館の風景のポイントになっている欧米風の黄色い消火栓。正式名は、函館型三方式地上式消火栓。度重なる大火の歴史を受けて昭和12年に導入、今も現役で活躍している。
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観光の中心エリアである函館山のふもとの西部地区をはじめ、函館市内のあちこちに設置されている黄色い消火栓。観光客の方々に絶好の被写体として愛されており、函館の街角に欠かせないアイコンとなっています。
昭和9年の函館大火の後、函館市が取り組んだ防火水道の整備・拡充に際して、アメリカから取り寄せたカタログや地上式消火栓の実物を手本とし、函館で設計・製作されたもの。それまでの、マンホールを開けなければホースが接続できなかった地下式消火栓に代わって昭和12年から設置が始まり、現在では函館市の旧4町村エリア(別タイプが設置されている)を除いた市内各所に、約2000基が設置されています。
正式には「函館型三方式地上式消火栓」と呼ばれ、ポンプ車のホースとの接続部分が3カ所設けられています。見た目も、補強を兼ねた縦方向のリブ(縞模様)に加え、黄色一色で塗られた姿も相まって、函館らしいハイカラな雰囲気を醸し出しています。姿形は昭和12年以来ほぼ変わりませんが、胴が長いものや短いもの、二回りほど小ぶりなものなど、製作時期によるバリエーションがあるのも特徴です。塗り替えはおおむね20年に1度、毎年150本ずつ順繰りに行われているので、色の違った下塗り姿の消火栓もごくまれに見ることができます。
なお、函館市消防本部1階ロビーに、現物が展示されています。じっくり観察したいかたは、そちらへどうぞ。
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詳細情報
住所 | 函館市内(旧4町村エリアを除く)全域 |
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問合せ先 | 函館市消防本部 |
電話番号 | 0138-22-2142 |
休日 |
土日祝(函館市消防本部) |
関連リンク |
函館の消火栓(函館市) |