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遺愛学院ホワイトハウス、年に一度の一般公開
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市電・杉並町電停前にある遺愛学院の敷地内にある、1908(明治41)年に建てられたアメリカンスタイルの洋館「ホワイトハウス(旧宣教師館)」。映画やミュージックビデオのロケ地となったり、春になると一面のクロッカスの花に囲まれることでも話題ですが、毎年7月末に内部の一般公開が行われます。公開日の模様をレポートしましょう。



◆貴重な建造物の内部を年に一度公開

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敷地の奥にあるホワイトハウスは、この地での教育のために、アメリカから来函した宣教師の住居として使われたもので、国の重要文化財に指定されている貴重な建物。多くのCMや映画、ドラマの撮影が行われているそうで、映画「星に願いを」では舞台となる病院として、西野カナの「君って」のミュージックビデオにも使われています。

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公開日には、ボランティアの生徒さんによって館内の案内があったり、お茶の提供があったり。だれでも気軽に立ち寄って、見学することができます。

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案内にしたがって玄関から靴を脱いで上ると、明治時代にタイムスリップしたような、優雅な空気にふれることができます。


◆アメリカ人宣教師が暮らした洋館は、シックで落ち着いた雰囲気

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館内はダークな木としっくいの白い壁が基調の、落ち着いた雰囲気。1階居間の外側にあるのは、東向きのサンルーム。3連アーチの間仕切りが、とてもお洒落です。

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曲面の壁になっている尖塔部分は、出窓風のスペース。窓にかかったレースのカーテン越しに庭の豊かな緑が感じられ、住居であった当時の静かな暮らしが想像できます。

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飾り窓も素敵な階段を上って2階へ。

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2階にはキッチンとダイニング。GM製冷蔵庫など、西洋風な暮らしが垣間見えます。

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ベッドルームも数部屋あり、昭和の後半まで実際に使われていたそう。宣教師が帰国したあと、そのまま時が止まったような生活感がただよっています。

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2階にも1階と同じ出窓風スペース。

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ちなみに、外から見るとこの右側にあたる部分です。


◆当時の生活がしのばれる家具なども見どころ

ここで使われていた家具や家電製品、生活用品などは、今もそのまま残されているのが見られます。まさに「アンティーク」といえる道具の数々は、ひとつひとつが存在感抜群です。

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凝った肘かけの椅子/花柄が美しい入れ子の机

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見事な鎌倉彫のテーブル/同じく鎌倉彫のベンチ

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レトロモダンな洗濯機/年代物のタイプライター

120721M12.JPG 120721M14.JPG  家具のような旅行ケース/和風の火熱よけついたて


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(函館市杉並町23-11)
一般公開 2019年7月23日(火)・24日(水) 10~14時
問い合わせ 


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なお、ホワイトハウスと同じく国の重要文化財に指定されている本館は、現在、全面改修工事中。手前に仮校舎が建っているため、正面からの姿は見られません。工事期間は2023年ごろまで及ぶ見込みです。2019年のホワイトハウス一般公開に合わせて、本館内部の特別公開も同時に実施。解体前の内部を見られる貴重な機会となります(7月24日12~14時)。


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※編集室M 2011/7/31・2017/7/26取材、2012/7/23公開 2019/7/18更新