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元町配水場もとまちはいすいじょう
1889(明治22)年、横浜に次ぐ国内2番目の上水道として創設。現在も市民へ生活水を供給。敷地内は一般開放され、市街地や港を望むビュースポットも設置。春は桜が美しい。
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函館の上水道施設は1889(明治22)年の創設から、2019(令和元)年で130周年を迎えました。市民に生活水を供給する拠点の一つとして、今なお活躍しつづける元町配水場は、函館山ロープウェイ山麓駅そばに位置します。
場内には創設時につくられ、現役では日本最古の配水池となる中区配水池と、1896(明治29)年の拡張工事によって完成した高区配水池を備えます。その歴史的、技術的価値を評価され、近代水道百選(昭和60年度/現 厚生労働省)、選奨土木遺産(平成13年度/公益社団法人土木学会)、近代化産業遺跡群・続33(平成20年度/経済産業省)などに選定されました。また、創設当時のものを改修して現在も使われている管理事務所は、函館市の景観形成指定建築物に指定されています。
高区配水池の完成を記念して敷地内に植えられたサクラの木のうち、2本のソメイヨシノが高区配水池前に現存しています。幹の太さは周囲約4メートル、樹高は約13メートル、枝の幅は約20メートルで、満開時の姿は圧巻そのもの。サクラを心待ちにしている市民は多く、函館港を望む絶景も訪れる楽しみをさらに増幅してくれます。高台にあるため、発表される開花日より例年2、3日ほど遅れるようです。
2019(令和元)年には、展望広場に景色を眺めるための物見台やくつろぐためのベンチを設置。ビュースポット(視点場)として整備され、市街地や函館港などを一望することができます。 【構内開放の期間・時間について】
4月第3土曜日~5月末・・・9:00~18:30(立ち入り禁止区域以外は全面開放)
6~8月・・・9:00~18:30(一部開放制限区域あり)
9月・・・9:00~17:30( 〃 )
10月~11月23日・・・9:00~16:30( 〃 )
11月24日~翌4月第3金曜日 閉鎖
※新型コロナウイルスの影響で、2020年夏の噴水広場開放は見合わせ 関連記事
※hakobura 2010/4/1公開 2020/10 更新 |
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