旧函館区公会堂

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1910(明治43)年に建てられた住民の集会所。基坂の真上にあり、バルコニーからの眺めは絶景。国指定重要文化財。改修工事を経て、2021年4月26日リニューアルオープン。

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函館山のふもとにある坂のひとつ・基坂(もといざか)を見上げると、正面に桟瓦葺の屋根に、外壁がブルーグレーとイエローの建物がのぞいています。観光客から高い人気を誇る旧函館区公会堂です。大火によって焼失した住民の集会所であった町会所(まちかいしょ)を再建しようと、豪商相馬哲平氏や住民からの寄付などを元手に、1910(明治43)年に完成しました。
 
和と洋の要素が融合した建築意匠に優れ、館内に置かれた家具の保存状態も良いことから、1974(昭和49)年に木造2階建ての本館、1980年(昭和55年)に管理人室にあたる附属棟が国の重要文化財に指定された、函館を代表する歴史的建造物です。耐震補強を含めた大規模な保存修理工事のために2018年10月から休館していましたが、2021年4月26日にリニューアルオープンしました。
 
外観全体のインパクトもさることながら、細部に目を凝らすと、屋根窓や棟飾柵、破風(ぺディメント)、円柱、柱頭飾とどれをとってもハイカラな造り。館内の装飾も、外国人の指導を受けることなく、洋風建築物の視察などを通して自ら考案した職人の高い技術を垣間見ることができます。中でも皇族が実際に利用したこともある2階の貴賓室は、外国製の壁紙やシャンデリア、暖炉などが用いられており、内装の高貴な雰囲気に目を奪われます。
 
公会堂の歴史や建物の特徴などを解説した充実の館内展示のほか、艶やかなロングドレスやハイカラさん風の衣装を着用して異国気分を体験できる「衣裳館」も人気。好みの衣装に着替えて2階のバルコニーから港を一望しながら、優雅な気分に浸ってみてはいかがでしょう。館内には函館らしい商品をそろえた売店もあり、おみやげを探すのもおすすめです。1階大食堂にはカフェもオープン。十字街の老舗珈琲店・十字屋によるこだわりのコーヒーが楽しめます(10:30~15:30。水曜定休。2022年度は12月29日~3月31日休業予定)。
 

カテゴリー

  • 元町・函館山
  • 歴史的建造物(一般入場可)
  • 街歩き
  • 眺望がいい
  • 写真映え
  • 明治・大正の建物
  • 異国情緒、教会・修道院
  • 指定文化財等
  • 雨や雪でも楽しめる
  • 車イス対応トイレ
  • 英語看板
  • 中国語看板
  • 韓国語看板

詳細情報

住所 函館市元町11-13
アクセス情報

市電 「末広町」電停 下車 徒歩7分

電話番号 0138-22-1001
利用時間

(4~10月)火~金9:00~18:00、土~月9:00~19:00 (11~3月)9:00~17:00 ※30分前までに入館のこと

休日

12月31日~1月3日 、【臨時休館】2024年1月23日

利用料金

一般300円、学生・生徒・児童150円。共通券あり

駐車場

なし

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