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市場の食堂で、とれたて海鮮を気軽に
141201N31.jpg「函館の市場」は、新鮮な海産物がずらりと並ぶワンダーランド。あれこれ見て歩き、おみやげを選ぶのはワクワクするものです。この鮮度抜群の魚をその場で食べられたらおいしいだろうなあと思ったら、お腹がなってしまいますね。

活気満点の函館の市場には、市場で働く人や関連業者さん、買い物で訪れた市民らが日常的に利用する、気取らない食堂がいろいろあります。また、市場で買った刺身などをフリースペースで食べられるサービスも、最近注目されています。

函館を代表する「三大市場」の食堂をご案内しましょう。


◆函館朝市は食堂もより取り見取り。名物は、ワンコイン海鮮丼!

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函館駅から徒歩1分の函館朝市。どんぶり横丁市場、えきに市場、函館朝市ひろばを中心とする約1万坪のエリアに、約250の加盟店が軒を連ねます。新鮮な魚介を売る店はもちろん、食堂もより取り見取りです。

豪華な海鮮丼を扱う店が多いなかで、驚きの500円の丼もの5種を扱うのが「えきに市場 二番館」。海鮮丼をはじめ、定食、ドリンク、デザート、すべてがリーズナブル。修学旅行生に喜ばれているほか、朝市関係者、サラリーマンも訪れる人気スポットです。

この食堂では、1階の「えきに市場」の店で買った魚やカニ、ホタテなどを持ち込んで、料理してもらうことも可能(別途調理代がかかります)。また、1階の活いか釣堀で釣ったいかを持ち込んで刺身にしてもらい、ほかの料理と一緒に食べることもできます。まさに「その場で食べたい」がかなう食堂です。

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ワンコイン丼の「海鮮五目丼」/「生簀から選んだカニを食堂へ」も可能

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活いか釣堀のある「えきに市場」2階の食堂。函館朝市駅二商業協同組合が運営しており、驚きのコストパフォーマンスで喜ばれている。えきに市場で買った鮮魚の調理サービスあり(有料)。子ども向けメニューも用意。
函館市若松町9-19 0138-22-5330
6:30~14:00

   


◆自由市場には個性的な食堂が3軒

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はこだて自由市場は、市電「新川町」電停からすぐ。約40軒が加盟し、地元の料理人などが訪れる「プロ御用達の市場」として知られます。市電通り側から入って右の一角には、親しみやすい雰囲気の飲食店が並んでいて、観光客はもちろん、買い物に訪れる市民や飲食店関係者、市場の店主などが訪れ、いつも賑わっています。

海鮮丼、刺身定食、焼魚定食など、函館らしさ全開のメニューを幅広く取り揃える「市場亭」。カフェメニューから徐々に市場らしいメニューも扱うようになった「COFFEEマルシェ」。道南産の素材を隠し味に使うラーメン店「麺屋いなせ」。どの店も個性があります。

メニューにないものも気軽に店主に相談を。例えて言うなら「はこだて自由市場全体が冷蔵庫」。市場には、旬の魚をすぐに食べられるように刺身にしたパックが売られていて、それを持ち込みできる店もあります。鮮度抜群の旬の食材で訪れる客をもてなしてくれる、市場ならではのサービスが嬉しいものです。

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鮮魚や野菜・果物などが並ぶ自由市場/小分けの刺し身パックもあります(高野鮮魚店の店頭)

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自由市場で鮮魚店を営んでいた店主が始めた食堂。鮮度抜群の素材を手早く調理。目利きのよさ、海鮮丼の盛りつけの美しさが自慢。親子丼、カツカレーなどリーズナブルな料金の食堂メニューも揃え、地元客の利用も多い。
函館市新川町1-2 0138-22-1236 
7:00~17:00

   
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カフェメニュー中心の店から、要望にこたえていくうちに市場ならではのメニューも加わる。魚介を使った料理の注文を受けるたび、市場に出向いて鮮魚店から購入するスタイルが人気に。
函館市新川町1-2 0138-22-7686 
7:00~17:00
   
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2014年6月オープン。小上がりがあり、特にファミリーに人気。函館らしいあっさり鶏ガラベースの塩ラーメンや、2種の異なるスープがある味噌ラーメン、海鮮あんかけ焼きそば、餃子などが人気。
函館市新川町1-2 0138-23-3677
7:00~17:00(スープがなくなり次第閉店)


◆中島廉売には、愛される立ち食い寿司がある

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「函館市民の台所」と呼ばれる中島廉売は、大きく3つのブロックに分かれて、約100軒が加盟。比較的リーズナブルな価格設定の店が多く、安心して買い物が楽しめます。

中島廉売にある飲食店では、持ち帰りと立ち食い寿司の店「シゲちゃんすし」に注目。コストパフォーマンスのよさから地元で圧倒的人気を誇り、ランチタイムは人で溢れかえります。混雑を承知で来店するかたばかりなので、慣れた手つきで自ら注文伝票に記入し、食べたらすぐに場所を譲るのがお決まりです。

中島廉売の加盟店で購入した刺身を持ち込むと、寿司ネタにして握ってもらうこともできます(有料、1個90円から)。ただし、店主1人で握っているため、混雑時(ランチタイム及び年末)はお断りする場合あり。持ち込みを検討のかたは、事前に問い合わせを。写真は、魚屋通りにある人気店、紺地鮮魚店で購入した刺身ネタ、サーモン(1パック250円)を握ってもらったものです。

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お刺し身パックが並ぶ紺地鮮魚店/好物の刺身を握り寿司に

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店主ひとりで切り盛りする立ち食いとお持ち帰り専用の寿司店。がごめ昆布の握りを扱うなど、地元ならではのネタでおもてなし。600円と1200円のランチに常連客が殺到する人気店(画像は1200円)。
函館市中島町14-10 0138-51-0339
11:00~20:00(冬期は早じまいする場合あり)

 


◆市場で刺身を買って、フリースペースで食べるのもおすすめ

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市場で買った新鮮な刺身をもっと気軽に味わいたいなら、施設内に設けられた休憩スペースで食べるのはいかがでしょう。市場の賑わいを眺めながら、鮮度抜群の魚介類に舌鼓を打つのもいいものですね。自由市場や中島廉売では、わさび、醤油、箸なども準備されています。

函館朝市 えきに市場、函館朝市ひろばのフリースペースでは、それぞれの施設内で購入した品を味わうことができる。

はこだて自由市場 市場内の2カ所にフリースペースあり。朝から刺身で一杯も可能。上の写真は、市場内のヤマタカ高野鮮魚店(外部サイト)の刺し身盛り合わせ。

中島廉売 魚屋通りそばにフリースペースあり。自動販売機、トイレも完備。下の写真は、魚屋通り紺地鮮魚店(外部サイト)の刺し身パック。



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◆番外編 市場関係者も利用する「魚市場」の食堂

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観光客でにぎわうベイエリアのすぐそばに、函館魚市場(函館市水産物地方卸売市場)があります。ここまで紹介してきた市場の加盟店の主な仕入先です。函館を代表するいかをはじめ、多くの鮮魚類がここでせりにかけられ、早朝から多くの関係者が集まります。

そんな魚市場の2階にある「函館魚市場食堂 魚いち亭」は、市場に出入りする関係者のほか、一般のかたなど、どなたでも気軽に食事できる食堂。目の前はすぐ港というロケーションのよさが魅力で、窓の向こうに広がる函館湾の眺望も人気のひとつです。

なお、函館水産物地方卸売市場は、事前申し込みで、せりの無料見学も可能です。マナーを守って静かに見学を。
問い合わせ 函館魚市場(外部サイト)0138-23-4521 

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市場直送、鮮度抜群のいかを手早く調理した「イカ刺し定食」は、パリパリ、コリコリの透き通ったいかを味わえます。そのほか、ボリューム満点の肉や使った料理など、どれもリーズナブルで喜ばれている。注文はカウンターで。
函館市豊川町27-6 0138-22-0136
7:00~14:00

※記者N 2014/10/16~11/14取材、12/15公開

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