函館 千秋庵総本家 宝来町本店

※函館新聞社撮影※千秋庵総本家01.JPG

1860年創業の老舗菓子店。地元の素材を使った和洋菓子が並び、地元の人に親しまれている。あんがたっぷり入ったどらやきや、和洋折衷の煎餅・元祖山親爺が人気。
2024年5月15日には、店内の蔵を改装したイートインスペースが誕生。

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「函館 千秋庵総本家 宝来町本店」は、市電宝来町電停のすぐそばにある菓子店で、近くには、函館の街の繁栄を築いた高田屋嘉兵衛の大きな像があります。創業は1860(萬延元)年。秋田藩士だった初代店主が、開港でにぎわう函館に渡り、菓子売りを始めました。千秋とは現秋田市の中心部の呼称で、故郷を懐かしんで屋号としたものです。

店内に入ると、大正時代から使われている大きな壁かけ時計や、昭和初期に作られた店周辺の地図などがあり、老舗店ならではの伝統的な雰囲気とともに、どこか懐かしさが感じられます。人気商品「どらやき(240円)」は、大正時代から受け継がれている逸品。皮は宵ごね仕込みという、前の日の晩と当日の朝の2段階の仕込み方法をとった後、一枚一枚、手で返しながらていねいに蒸し焼きに。あんは函館を中心とする北海道産のあかね大納言を使い、3日間かけて粒あんにしたものをたっぷり使っています。また、どらやきと並んで人気のある「元祖山親爺(5枚入370円)」は、バターと函館近郊の牧場の牛乳を水の代わりに使った和洋折衷の煎餅。昭和の初めから作られている歴史あるお菓子です。

創業150年を記念して作られた「函館ふぃなんしぇ(210円)」や「七飯林檎パイ(210円)」など、和菓子だけでなく洋菓子もあります。

店内にはちょっと腰かけられるスペースもあり、その場でお菓子を味わいながら、お店のかたと気軽にお話ししたりもできます。周辺を散策したときに、思わず立ち寄りたくなる店です。

2024年4月29日に建物の改修工事を終え、リニューアルを記念したスフレどらやき「ふくる」や、千秋庵総本家と箱館醸蔵がコラボした新商品 「郷宝カステラ」、 千秋庵総本家の新ブランド an‘d an(あんど、餡)の新商品 「あんと黒糖とラム酒の羊羹」 などが加わり、 新たな魅力が加わりました。2024年5月15日には、店内の蔵を改装したイートインスペースが誕生し、さらに魅力を増します。

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詳細情報

住所 函館市宝来町9-9
アクセス情報

市電 「宝来町」電停 下車 徒歩1分

電話番号 0138-23-5131
利用時間

9:30~18:00

休日

水曜日

駐車場

無料駐車場あり(7台)

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