![]() |
郷宝ごっほう みなみ北海道に約35年ぶりに誕生した新たな酒蔵・箱館醸蔵の醸す、「淡麗旨口」の日本酒。地元産の酒造好適米と横津岳の伏流水を使用した「郷の宝」が名前の由来。 |
郷宝(ごっほう)は、2020年に函館の隣・七飯町に設立された箱館醸蔵(はこだてじょうぞう)が醸す日本酒の銘柄。みなみ北海道で約35年ぶりに誕生した地元の酒蔵として、話題を集めています。「道南の米、水、人で醸す酒」がコンセプト。「郷の宝」が名前の由来で、郷土(=みなみ北海道)で栽培した酒造好適米「吟風(ぎんぷう)」と「彗星(すいせい)」を自社の精米機で磨き上げ、秀峰・横津岳の伏流水で仕込みました。
口に含んだときに滑らかですっきりとした味わいでありながら、コクと奥行きがしっかりと感じられるのが郷宝の特徴。その味わいは「淡麗旨口(たんれいうまくち)」と表現され、みなみ北海道のさまざまな味覚と一緒に楽しんでほしいとの思いから、「どんな食べ物にも合う懐の深い酒を目指している」といいます。
酒造り1年目にあたる2021年は、吟風を使った純米酒・特別純米酒と、彗星を使った純米酒・特別純米酒・純米吟醸酒の5種類の商品を販売(銀のラベルの瓶は、直売所限定パッケージの彗星・純米吟醸酒)。2年目以降は北海道産酒造好適米の新鋭「きたしずく」も使い、大吟醸もラインナップに加わる予定です。
いずれも720mlで、価格は純米酒=1540円、特別純米酒=1980円、純米吟醸酒=2200円。みなみ北海道の地酒を扱う酒販店、一部みやげ店、酒蔵併設の直売所(土日10~17時)などで取り扱っています。主な販売場所は、データ欄に記載の店のほか、越前屋商店、竹林商店、ワインのワダ、小口商店、十字屋(以上函館市)、道の駅なないろ・ななえ、冨原商店(以上七飯町)など。
※記者K 2021/5/19取材、6/10公開 |