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やよいざか
函館の主要な坂の中では最長。かつては2本の坂だったが、1879(明治12)年の大火後現在のような1本の坂となった。この時、地域の繁栄・発展を祈り「弥生」の名がついた。
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市電の「大町」電停で下車すると、山腹に向かって真っすぐに伸びているのが弥生坂。その道程は約720メートルに達し、函館山山麓にある主要な坂では最長です。 その長さに象徴されるかのように、坂の呼び名は、さまざまなものが存在しました。かつて坂は2本から成り、一方を現 弥生小学校敷地の西側に称名寺(現在は市内船見町18)が建っていたことから、「称名寺坂」「西の坂」、または「寺町の坂」。もう一方は、1871(明治4)年まで坂上にあった遊廓から帰る人を冷やかしてか、「改心坂」と呼ばれたとか。また、さらに上の坂は、函館山を構成する各頂へ通じる道にちなんで「薬師坂」または「七面坂」と呼ばれていました。1879(明治12)年の大火後、現在のように1本に整備された際、地域の繁栄・発展を祈念し、春を意味する「弥生」が用いられたのだそうです。
坂を3分の1ほど進んだところで振り返ると、すでに絶景が広がります。通りの延長線上に、旧函館西警察署を利活用した 臨海研究所が見えます。そして3分の2ほどを過ぎるころ、道幅は急に狭まります。その奥には、箱館戦争ゆかりの地として、 己巳役(きしのえき)海軍戦死碑や 咬菜園跡といった隠れた名所が存在します。長い道程ではありますが、函館通(つう)を目指す人はぜひ足を運んでほしい坂道です。
※hakobura 2010/9/1公開 2020/12 更新
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眺望がいい、歴史好きに、市電から徒歩5分以内、英語看板