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地元密着なごみの湯、谷地頭温泉の楽しみ方

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谷地頭温泉は、函館を代表する温泉のひとつ。市電の終点「谷地頭」電停から歩いて5分ほどの、函館山のふもとにあります。

山の緑にすっぽり抱かれるような自然豊かなロケーションで、近くには小さな商店街と、函館八幡宮、立待岬など。アクセスのいい場所にあり、周辺に見どころも多いことから、地域住民のみならず、観光客のかたも多く訪れます。

地元の人の暮らしが垣間見える、のんびりとした雰囲気が漂う谷地頭温泉。その魅力と、周辺の立ち寄りスポットを、温泉大好き記者がご紹介しましょう。


◆地元の人に愛されている気どらない雰囲気が魅力

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谷地頭温泉は、市電の電停からほど近く、電車に乗って長年通っている地元の常連さんが多くいらっしゃいます。お湯に入っていると、どこからともなく近況を語り合う大きな声がしたり、出会う人と気軽に声をかけあう下町っぽい雰囲気があったり、人情味のある気どらない雰囲気が魅力です。

浴場内は天井がとても高く、昼間は外からの日差しがよく入り、明るく開放的。露天風呂は、函館の温泉らしく特別史跡五稜郭跡をかたどった星形の浴槽で、人気を集めています。

温泉は源泉掛け流し、鉄分を含んだ茶褐色のお湯で、どっぷりつかると胸から下は見えなくなってしまうくらい。お湯をすくって白いタオルを浸すと茶色く染まり、びっくりするかもしれません。浴槽は高温(約43.5℃)、中温(約41℃)、気泡風呂(約40℃)と分かれているので、お湯の好みや気分に合わせて入れます。

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◆浴場は2階。休憩ホールも開放的で気持ちいい

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館内は土足禁止ですので、正面玄関で靴を脱いでロッカーに入れます。靴ロッカー近くにある券売機で入浴券を購入し、受付カウンターに渡しましょう。料金は大人420円と、銭湯価格なのも魅力です。

浴場にはシャンプーや石けんはありませんので、持参するか、受付でタオル、シャンプー、コンディショナー、ボディソープ、ブラシなどがセットになった「手ぶらセット(税込500円)」を購入します。タオル、石けんなどの単品販売もあります。

脱衣所・浴場は、男女とも階段を上がった2階にあります。館内はバリアフリーとなっていて、緩やかなスロープやエレベーターなどが設けられ、玄関から脱衣所、浴場内まで段差なく行けます。2階の中央部分には待合・休憩ホールがあり、風呂上がりの待ち合わせ場所として最適です。

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◆食堂でソフトクリームを食べたり、休憩所にパンやおだんごを持ち込んだり

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湯上がり後は、休憩所でのんびりと過ごすのも温泉の醍醐味。1階には畳敷きの休憩所があるので、ゆっくりと体を休めましょう。ジュースや缶ビールなどの自動販売機もあります。人気は函館市の隣、七飯町大沼にある山川牧場のビン牛乳。腰に手を当てて、グビッと1杯どうぞ。

休憩所横には食堂が併設されています。山川牧場の牛乳ソフトクリームをはじめ、ちょっと小腹がすいたときにササッと食べたいラーメンやそばなどの麺類や、軽くつまめる料理が300円~600円台と、リーズナブルな価格で用意されています。

なお、1階休憩所は、食べ物の持ち込み可なのも嬉しいところ。市電を降りたところで、近くの店で買い物をしてから来るのもいいでしょう。気ままなパン屋 窯蔵のかわいいパン、市中屋の大福やべこ餅などがおすすめです。

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◆温泉の前に、周辺をぶらり散策もおすすめ

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谷地頭温泉周辺には、歴史を感じさせる観光スポットが多いのも魅力のひとつです。

温泉の建物を背にして、左手の山側には函館八幡宮や碧血碑が、右手の海側には立待岬、石川啄木一族の墓があります。また、まっすぐ歩くと函館公園が見えてきます。園内には、市立函館博物館や動物園、ミニ遊園地「こどものくに」など、見所がいっぱいです。

温泉周辺をぶらりと散策してから、ゆっくりと温泉につかる......疲れをいやすにはもってこいです。

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函館八幡宮・・・境内は函館山の緑に抱かれ、津軽海峡を望む景勝地にある
碧血碑・・・箱館戦争での旧幕府軍の戦死者を弔うために建立された
立待岬・・・大森浜から湯の川温泉街へと通じる海岸線と、津軽海峡を一望できる

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石川啄木一族の墓・・・立待岬へ向かう坂の途中にあり、啄木の愛した大森浜が望める
函館公園・・・1879年、市民によって造成された公園。桜の名所としても有名
市立函館博物館・・・縄文時代から現代までの函館の歴史について学べる総合博物館


◆谷地頭温泉を含む、こんなユニークな観光プランも

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●函館山散策+温泉

函館山には、自然や景色を楽しみながら山歩きをするコースが設けられていて、小さな子どもから年配のかたにまで幅広く親しまれています。

函館山登山道車道入口(函館山ふれあいセンター)から山頂展望台まで向かう「旧登山道コース」や、函館八幡宮裏の杉林を通り、碧血碑まで歩く「宮の森コース」などのコースがあり、勾配もきつくなく、距離も手ごろです。函館山登山道車道入口から谷地頭温泉までは、函館公園を通り抜けて、徒歩でおおよそ20分。山歩きをして疲れた体を温泉で癒しましょう。

函館山トレッキングガイド(ダウンロード)

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●夜行列車(夜行バス)+函館朝市+温泉

谷地頭温泉は早朝6時から開いており、寝台列車や夜行バス、自家用車などで函館に朝早く着いた旅行客のかたにも人気があります。

早朝、JR函館駅に着いたら、歩いてすぐそばの函館朝市でまずは朝食を。函館朝市には、海鮮丼自慢の店が軒を連ねる「函館朝市どんぶり横丁市場」や、定食類などを出している一般食堂があり、北海道の味覚を存分に楽しめます。もちろん「朝市」ですから、早朝からやっている店がたくさんあります。

そしてお腹が満たされたら、函館駅前電停から市電に乗り谷地頭へ。始発電車は、平日で6時36分発、土日祝日で6時56分発です。温泉に入り、ひと休みしてからゆっくりと市内散策に出かける......といった感じで、1日をフル活用したいアクティブ派におすすめです。

谷地頭温泉(函館市谷地頭町20-7。市電 「谷地頭」電停より徒歩5分) 問い合わせ0138-22-8371
営業時間 温泉6:00~22:00(21:00受付終了)、食堂平日11:00~14:30/17:00~20:00(LO19:45)、土日祝11:00~20:00(LO19:45) 定休日 第2・4火曜日
料金 大人420円、子供(6歳以上12歳未満)140円、幼児(3歳以上から6歳未満)70円、乳幼児(3歳未満)無料

※記者TT(浴場・露天風呂写真提供/谷地頭温泉、周辺観光の写真ほか/はこぶらスタッフ) 2014/11/13取材、11/29公開