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茅の輪、風鈴棚、花手水......函館の神社で夏詣
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(亀田八幡宮)
一年の初めに神社やお寺にお参りするのが「初詣」ですが、「夏詣(なつもうで)」というのはご存じですか。年の前半の無事に感謝し、後半のさらなる平穏を願って詣でる夏詣。函館の神社のなかには、この時期に「茅の輪(ちのわ)」を祀ったり、境内を風鈴棚や花手水(はなちょうず)で夏らしく演出するところがあります。2021年の夏詣の様子をお伝えしましょう。


◆茅の輪くぐりで疫病退散祈願

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(湯倉神社)
茅の輪とは茅(かや)などの植物で作られた輪のことで、無病息災のお守りとされています。神社に設置された大きな茅の輪をくぐることで、心身の健康や平穏な毎日を願うのが茅の輪くぐりです。

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(亀田八幡宮)
一礼して茅の輪をくぐり、最初は左からまわって正面に戻り、2度目は右から、3度目はまた左から正面に戻り、4度目は直進して、最後に社殿でお参りをするのが一般的(3度目で直進する場合もあります)。神社によってはくぐり方の説明が示されている場合も。

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(函館八幡宮)
茅の輪は6月末から7月初めにかけて設置され、どなたでもお参りすることができます。昨今の情勢から、疫病退散を願って参加するかたも多いようです。

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(函館八幡宮)
茅は、チガヤ、スゲ、ススキなど、細長い葉や茎が特徴の草本のこと。刈ったばかりは青々と、乾燥すると茶色くなります。茅の輪の設置期間は、天候や茅の状態などで変わります。

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境内は函館山の緑に囲まれる
市電 「谷地頭」電停 下車 徒歩8分
茅の輪の設置目安は7月11日まで

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湯の川温泉の守り神として親しまれる
市電 「湯の川」電停 下車 徒歩2分
茅の輪の設置目安は7月3日ごろまで


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箱館戦争の舞台にもなった神社
「宮前町」バス停 下車 徒歩5分
茅の輪の設置目安は7月3日前後まで



◆6月30日に行われる「夏越の大祓」

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(以下、すべて函館八幡宮)
一年の折り返しである6月30日に行われる、半年のけがれを祓う「夏越の大祓(なごしのおおはらい)」の神事。

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人の形に切った紙の人形(ひとがた)で全身を祓って息を吹きかけ、身を清めるというものです。

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その後、神職が先導して茅の輪くぐり。

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人形は焚き上げられて、無病息災を祈ります。


◆夏詣に花を添える風鈴棚や花手水

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(湯倉神社)
夏越の大祓の時期に合わせて、「夏詣」として、夏らしい演出で楽しませてくれる神社があります。

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(亀田八幡宮)
涼しげなガラスの風鈴。

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(亀田八幡宮)
愛らしい磁器の風鈴も。

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(湯倉神社)
参拝前に手水を使う手水舎(ちょうずや)に生花を浮かべた花手水。

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(亀田八幡宮)
色鮮やかな花で、目を楽しませてくれます。

この時期、神社巡りで災厄を祓い、涼やかな夏を楽しみませんか。

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※記者K、編集室SY、編集室M 2021/6/30取材、7/1公開