函館公園
豊かな草木に覆われた函館山のふもとに、函館公園があります。「病人に病院が必要なように、健康な人間には休養する場所が必要」と、当時の函館駐在英国領事リチャード・ユースデンが提言したのを受けて、市内の実業家4人が中心となって寄付金を集め、市民も全面的に協力。着工から1年7カ月を経て、1879(明治12)年に開園しました。日本で最も早い時期に設置された都市公園のひとつで、今も当時の姿をとどめる貴重な存在です。国登録文化財の登録記念物(名勝地)に指定。
函館公園は、桜の名所としても知られています。1889(明治22)年から5年にわたって、地元の商人・逸見小右衛門が、函館公園を奈良県の吉野山のようにしたいと、自らの手でサクラとウメの木5280本を植栽。昭和初期までの大火でその樹木のほとんどが焼失しましたが、現在はソメイヨシノを中心に約400本のサクラの木が植えられています。園内は起伏があるため、高低それぞれの視点から花を楽しめるのが魅力です。桜シーズンには夜間に電飾が施され、露店も立ち並んで、花見客でにぎわいます。
また、秋にはサクラをはじめ、ツツジ、カエデなどが美しく紅葉し、色づく函館山との取り合わせも絵になります。
園内には、噴水広場、博物館、ミニ遊園地「こどものくに」(乗り物系遊戯施設)、動物飼育施設などがあり、歴史的な建造物や碑も多いので、ゆっくりと散策したり、家族づれで楽しむのにおすすめです。
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詳細情報
住所 | 函館市青柳町17 |
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アクセス情報 |
市電 「青柳町」電停 下車 徒歩3分 |
問合せ先 | 函館市住宅都市施設公社 公園管理部 西部公園事務所 |
電話番号 | 0138-22-6789 |
利用時間 |
常時開園。ビジターセンター8:45~17:30 動物施設(4~10月)8:45~17:00、(11~3月)8:45~16:00 こどものくに(4月上旬~11月上旬)平日11:00~16:00、春休み・夏休み・GW期間と土日祝10:00~17:00 |
休日 |
ビジターセンター、動物施設12月29日~1月3日 こどものくに 天候不順日、11月中旬~3月中旬は冬期休園(11月に入ると休園まで土日祝のみ営業) |
利用料金 |
入園無料 |
駐車場 |
あり(障がい者用のみ4台) |
関連リンク |
函館公園(函館市住宅都市施設公社) |