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あなたのテーマでディープな函館 「縄文」

中空土偶に会える、函館市縄文文化交流センター

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北海道唯一の国宝である「中空土偶」は、2011年にオープンした函館市縄文文化交流センターに常設展示されています。センターのある函館市の北部に位置する南茅部(みなみかやべ)エリアは、豊かな山の幸と海の幸に恵まれ、縄文文化が栄えた場所。大船・垣ノ島・著保内野(ちょぼないの)など、大小の遺跡が多数発見されています。そんな「縄文の里」に建つ函館市縄文文化交流センターは、博物館法に基づく登録博物館。国道278号線のバイパス沿いにあって、併設の道の駅 縄文ロマン 南かやべは、国内唯一の「国宝のある道の駅」としても注目されています。


◆世界の中で注目される縄文文化を実感

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博物館の建物は、鉄筋コンクリート造りの2階建て。入ったところが2階になります。まず展示されているのは、国内と世界の文明を対比させた年表。世界では様々な文明が移り変わっていったなか、約1万年も続いた縄文文化は、世界的に見ても特異であることがわかります。「これほど長く続いた文明には何か学ぶところがあるのではないかと、最近では世界的に縄文文化が注目されてきています」と説明する、館長(当時)の阿部千春さん。2021年夏は、「北海道・北東北の縄文遺跡群」の世界文化遺産登録で注目が高まっています。


◆神秘的な雰囲気の土器や石器の展示室

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土器や石器などがある展示室は1階部分。階段を下りていきましょう。エレベーターもありますので、足の不自由なかたもご心配なく。展示室に一歩入ると薄暗さにびっくりするかもしれませんが、謎の多い縄文文化の神秘性を演出してくれているようです。館内には南茅部エリアの遺跡から発見された遺物約1200点が展示されています。

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漁労や狩猟などに使用した釣り針や矢じりなどの道具。

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貝塚から発見された動物や魚の骨なども種類ごとに並べられています。

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ウニの殻やアワビの貝殻も見つかっています。縄文人の食卓はなかなかに豪華だったよう。

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当時の狩猟の様子を描いたと思われる鹿の模様の刻まれた土器。

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土瓶のように見事に造形された注口土器。

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子どもの足や手の型が押された足形付土版は、大変珍しいもののひとつ。縄文時代でも限られた時期に、北海道の函館と千歳・苫小牧エリアだけで作られていた土製品です。亡くなった子どもの足形をとって住居の中に吊るして偲んだり、大人の墓から出土することから、親が亡くなった際に一緒に埋葬されたと思われます。豊原4遺跡出土の足形・手形付土製品は2016年、国の重要文化財に指定されました。


◆国宝展示室で、いよいよ中空土偶と対面!

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国宝の中空土偶とは、見学コースの最後に対面できます。真上からぼんやりと照らすスポットライトの光を浴びて、暗闇の中に浮かび上がる姿はとても幻想的です。

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中空土偶は1975年(昭和50年)、旧南茅部町で農作業中の主婦によって発見されました。約3500年前の縄文後期に作られたと推定されます。2007(平成19)年には北海道唯一の国宝に指定され、2011(平成23)年10月から、ここ函館市縄文文化交流センターで常設展示されています。

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穏やかな表情、美しいボディライン、巧みな幾何学模様などから、「北の縄文ビーナス」として人気を集めています。

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展示ケースは四方、上から下までガラス張りなので、近くに寄って、ぜひ詳細にご覧ください。 フラッシュを使わなければ撮影も自由。並んで記念写真を撮るのも記念になります。



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いかがでしたか。高い精神性や芸術性を持ち、自然と共生する縄文文化が体感できるこの施設は、函館の旅で欠かせないスポットといえます。2021年夏にからは、隣接する史跡垣ノ島遺跡の見学も可能に。センター2階の休憩スペースから眺めることもできますが、ぜひ実際に歩いて、縄文時代の暮らしを体感してください。

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所在地 函館市臼尻町551番地1 道の駅「縄文ロマン南かやべ」を併設 
電話 0138-25-2030
開館時間 9:00~17:00(11~3月は16:30まで) 
休館日 月曜日(祝日の場合は翌日)、毎月最終金曜日、12月29日~1月3日
入館料 一般300円、大・高・中・小150円(市内の小中学生は無料)
展示内容 中空土偶、近隣遺跡で発掘された土器・石器など

※記者K 2011/9/26取材、9/27公開 2021/6/17更新


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