
クルーズ客船で函館へ、港と市内観光案内
-
あなたのテーマでディープな函館
-
港・海
-
船
クルーズ客船で全国各地をゆったりとめぐる旅で、ここ函館は人気の寄港地。新型コロナウイルス感染拡大の影響により、2021年度はクルーズ客船入港のキャンセルが続いていましたが、3月28日に「にっぽん丸」が寄港し、2年4か月ぶりにお客様を迎えました。2022年度の入港予定も発表になり、今後も感染予防・拡大防止対策をとりながら、寄港受け入れが進められます。最新情報は下記でご確認ください。
⇒函館港クルーズ客船入出港情報(Twitter)
函館の港に着いて、思い思いに市内観光を楽しんだり、おみやげを買ったり。たっぷり楽しんだら次の寄港地へ向けて出港。ご夫婦の思い出の旅に、気の合う仲間とアクティブに、一人でとことんのんびりと。いろいろな夢とともに、函館でとびきりの時間をすごしませんか。
多くの船は函館駅に隣接する若松ふ頭に着岸する予定で、観光スポットへのアクセスは抜群です。クルーズ客船で函館を訪れるかたに、函館港の概要、市内中心部への交通、主な観光スポットなどについてご案内しましょう。
◆函館駅に隣接する若松ふ頭での受け入れが2019年度から開始
JR函館駅に隣接し、函館朝市の裏手に位置する函館港若松地区に整備されている、クルーズ客船専用の岸壁「若松ふ頭」。2019年度には18回の寄港がありました。函館のクルーズ客船観光の新時代到来です。新型コロナウイルスの影響で、少し間があきましたが、2022年3月28日には、久しぶりににっぽん丸が寄港。今後、利用拡大への期待が高まります。
2022年9月現在9万総トン級までのクルーズ船が着岸可能(2023年以降は12万総トン級のダイヤモンド・プリンセスクラスまでに拡張)。場所はJR函館駅まで徒歩5分、青函連絡船記念館摩周丸に並ぶようにクルーズ船が横づけされます。摩周丸が1974年の算出で5374.85総トン、今の基準にすると1万総トンを超える程度と推測されますので(HPより)、大きなクルーズ船と並ぶ光景は、函館の新たな名物に。
⇒「若松ふ頭」に入港するクルーズ客船の見学について
⇒「若松ふ頭」に入港するクルーズ客船の見学について
2022年8月には、函館クルーズターミナルが完成。トイレや授乳室の利用や、インフォメーションでの観光案内などが受けられます。外国船の入港時には、税関・入出国審査・検疫の手続きも可能に。ガラス張りの待合スペースからは、函館山のパノラマ風景が望めます。⇒関連記事
◆函館の周辺位置図
函館は、北海道の南西部・渡島(おしま)半島の南岸中央部に位置します(地図をクリックすると拡大表示)。南の津軽海峡をはさんで本州の青森県と向かい合い、下北半島の北端との最短距離は20キロメートル以内。クルーズ客船で太平洋側から入る場合は東から、日本海側から入る場合は西から津軽海峡に入ります。おそらく左右に陸地が見えて、その距離の近さが感じられることでしょう。
津軽海峡は、美味しいマグロが獲れることで有名な海域。漁期は7月から翌年1月くらいまで。また、4月から6月は、フェリーに近づき、並走するイルカの目撃情報もあります。運がよければ、イルカの群れが見られるかもしれません。
◆函館港のふ頭案内
函館港にはいくつかの「ふ頭」があります。大型客船が着くのは主に「若松ふ頭」と「港町ふ頭」です(地図をクリック・ピンチすると拡大表示)。
●若松ふ頭
JR函館駅に隣接するふ頭で、2018年秋から暫定的に供用が開始されました。おおむね9万トン程度までの客船が利用します。バスターミナルや市電「函館駅前」電停まで徒歩数分と、大変便利な立地です。函館朝市はすぐ目の前、赤レンガ倉庫群まで歩くのもおすすめです(約15分)。
●港町ふ頭
おもに9万トン以上の大型客船が利用します。観光地エリアからやや離れていて、タクシーを利用すると、JR函館駅まで15分ほどで1600円前後、五稜郭公園まで10分ほどで1400円前後が目安です(いずれも小型)。函館駅までの臨時シャトルバスが運行される場合もあります。函館駅からは市電で移動するのがおすすめです。
(参考)港町ふ頭から主な観光スポットへ、公共交通機関を利用する場合
港町ふ頭から歩いて20分ほどの隣の岸壁に「津軽海峡フェリー」のターミナルがあり、ここからJR函館駅、ベイエリア(ラビスタ函館ベイ)までの函館帝産バスのシャトルバスが出ています(函館駅まで大人320円)⇒時刻表など詳細はこちら
地図中の主な観光スポットのご紹介(スポット名をクリックすると詳細ページへ)
函館朝市 JR函館駅から徒歩1分
金森赤レンガ倉庫 市電「十字街」電停から徒歩5分
旧函館区公会堂 市電 「末広町」電停から徒歩7分
函館山展望台 市電「十字街」電停から徒歩10分でロープウェイ山麓駅へ。ロープウェイで3分で山頂へ
湯の川温泉 市電「湯の川温泉」「湯の川」下車
トラピスチヌ修道院 函館駅からシャトルバスで「トラピスチヌ前」まで37分
大沼国定公園 函館駅からJR特急で約30分、大沼公園駅から徒歩5分
※まとめ/編集室M 2013/7/4公開、2022/9/9更新
取材協力・写真提供・問い合わせ/函館市港湾空港部 0138-21-3493