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函館でゲットできる、ご当地配布カード

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その土地でしか手に入らない公共系配布カードを集めるのは、手軽にできる旅のお楽しみ。函館でも、マンホールカードがおなじみですが、新しいカードも続々登場して、バラエティ豊かになりました。どんなカードがある? どこでゲットできる? 詳細情報をご案内しましょう。
※カードはなくなり次第、配布を終了します。最新情報をご確認ください。


◆函館市の魚、イカをデザインした「マンホールカード」

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マンホールカードは、全国のデザイン性あふれるマンホールのふたをモチーフにしたもの。これまで2016年4月の第1弾から2019年8月の第10弾まで、454自治体の539種類のカードが発行されていますが、函館市のカードは2016年12月の第3弾で登場。市の魚であるイカが波間に仲よく並んだカラーマンホールが印刷されています。

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カードの配布は、函館市地域交流まちづくりセンターの1階カウンターで。
函館市末広町4‐19 0138‐22‐9700 市電「十字街」電停から徒歩2分

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この建物自体も、1923(大正12)年にデパートとして建てられたものを大改修した大変貴重な存在。東北以北最古のエレベーターは現在も稼働中で、見学希望を申し出ると、スタッフの手動操作で最上階まで一緒に乗ることができます。

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なお、カラーマンホールの実物は、毎年4月下旬から11月中旬くらいの間、函館駅前や元町・ベイエリアなど、観光客のかたが多く訪れるエリアで見ることができます(冬の間は、積雪対応のため無着色のものに交換。写真は市電「十字街」電停近く)。全部で4種類あります。

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また、マンホールカード配布場所の近くにあるアクロス十字街入口付近には、イカを含む4種類のカラーマンホールが展示されているので、ぜひチェックしてみましょう。

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◆歴史的な土木構造物を紹介する「北海道推奨土木遺産カード」
【配布は終了しています】

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北海道にある選奨土木遺産(土木学会が認定・顕彰する歴史的な土木構造物)を紹介する、北海道選奨土木遺産カード。2014年から作成され、41種類あります(現在は配布終了)。函館市では2種類があり、1つは「函館市の水道施設群」として、近代水道では横浜に次いで古い水道施設(元町配水場)と、日本初のバットレス形式の笹流ダムを取り上げたもの。

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元町配水場は、アクロス十字街から徒歩10分ほど、函館山ロープウェイ山麓駅の向かいにあります。1889(明治22)年創設当時のものを改修して現在も使われている管理事務所は、函館市の景観形成指定建築物にも指定されています。

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もう1種類は、「函館港改良施設群」として、コンクリートブロックを基礎とした石積みの船入澗防波堤と、函館港第一号乾ドックを紹介したもの。


◆2018年5月配布開始、ロープウェイカード

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中部地方から始まった「ロープウェイカード」、2018年5月に北海道でも製作・配布が始まりました。北海道索道協会に加盟する北海道内のロープウェイやゴンドラの18施設を紹介するカード。函館では、函館山ロープウェイが利用者対象に配布をしています。

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カードの配布は、函館山ロープウェイ山麓駅のチケットカウンターで(チケット購入者対象)。
函館市元町19-7 0138-23-3105 市電「十字街」電停から徒歩10分


◆2018年7月配布開始、函館湾岸コンクリート物語カード【配布期間終了】

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函館にあるコンクリート造りの文化遺産を紹介する「函館湾岸コンクリート物語カード」。先に登場した函館市地域交流まちづくりセンターで、毎月1枚ずつ、全12枚を配布していましたが、2019年6月で配布期間が終了しました。

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旧桟橋元町配水場東本願寺函館別院夫婦電柱戸井アーチ橋など、函館の歴史や市民の暮らしに密接な関係を持つ、コンクリート造りの土木遺産を紹介。配布場所の函館市地域交流まちづくりセンターも取り上げられています。


◆2018年7月配布開始、道南れきぶんカード【配布期間終了。一部継続中】

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北海道命名150年の節目の2018年に企画されたのが、期間限定配布の「道南れきぶんカード」。函館を含むみなみ北海道エリアの、歴史的・文化的な名所を紹介しています。全20種類のうち、函館市のカードは3種類です。

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1種類目は、函館の歴史的スポットとして人気の高い特別史跡五稜郭跡。隣接する五稜郭タワーから眺めた美しい星形の姿が印象的です。

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配布期間は終了しましたが、五稜郭タワーの展望台に上がり、地上90メートルから五稜郭跡の全景を眺めたり、歴史展示を観賞するのがおすすめです。
函館市五稜郭町43-9 0138-51-4785 市電「五稜郭公園前」電停から徒歩13分
または、函館バスの五稜郭タワー・トラピスチヌシャトルバス「五稜郭タワー前」からすぐ


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2種類目は、宝石箱のような輝きの夜景で知られる函館山。北海道遺産にも認定されている要塞としての歴史や、豊かな自然など、夜景以外のストーリーも魅力的です。上で紹介したロープウェイカードと同じく、函館山ロープウェイ山麓駅のチケットカウンターで、継続配布中です。


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3種類目は、ベイエリアのランドマークである金森赤レンガ倉庫。明治時代から倉庫業の中心的役割を担ってきた伝統的建造物として、クローズアップされています。

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配布は終了しましたが、金森赤レンガ倉庫の金森洋物館BAYはこだてはショッピングモールになっているので、歴史を学びつつ、訪ねてみるといいでしょう。
函館市末広町14-12 0138-27-5530 市電「十字街」電停から徒歩5分


◆2018年8月配布開始、「北海道かけ橋カード」第2弾の七財橋

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さらに新しく配布が始まったものに、「北海道かけ橋カード」があります。全31種類のうち、第1弾の13枚に続いて、2018年8月1日に第2弾の18枚の配布がスタート。そのうちの1種類が、函館のベイエリアにある七財橋です。コンクリート橋に石畳が敷かれ、赤レンガ倉庫群や函館山と合わせての景観が評判。

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カードの配布は、金森赤レンガ倉庫、七財橋に隣接して建つBAYはこだてのインフォメーションカウンター、向かいの金森洋物館のインフォメーションカウンターで。
函館市末広町14-12 0138-27-5530 市電「十字街」電停から徒歩5分


◆2019年11月配布開始、北海道の歴史・文化をたどる「先人カード」

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北海道内各地の発展に貢献した先人たちのゆかりの地をめぐりながら、限定カードを手に入れる「先人カードめぐり」が、2019年11月から期間限定で行われています。

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カードは約100種類。函館では、煌めきの歌人「石川啄木」、動植物分布境界線の発見者「トーマス・ライト・ブラキストン」、武士を超えた義士「土方歳三」など、5種類のカードを配布。近郊では、男爵いもの生みの親「川田龍吉」(七飯町)、日本初の公許女医「荻野吟子」(せたな町)など、多彩な人物が取り上げられています。内容と配布場所の一覧はこちら


下でご紹介したカードの配布場所は、いずれも市電を利用して行けるところ。特に市役所を除く施設は、いずれも市電「十字街」電停が最寄りで、歩いて回れる距離にあります。カードの入手とゆかりの場所巡りを合わせて、函館の旅をお楽しみください。

カード配布場所早見表(詳細は各カードの説明参照) ※2019年11月現在
「マンホールカード」
「先人カード/トーマス・ライト・ブラキストン」「ロープウェイカード(搭乗者のみ)」「道南れきぶんカード/函館山」
金森赤レンガ倉庫(金森洋物館・BAYはこだての各インフォメーションカウンター)
「北海道かけ橋カード」
「先人カード/カール・ワイデル・レイモン」
「先人カード/坂本龍馬」


※編集室M 2018/5/30公開、2019/11/14更新

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