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街歩き
函館市制施行から100年、函館レトロを満喫する旅
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函館が外国に向けて開港し、ハイカラ文化を取り入れはじめたのが幕末期。それから北日本一の人口を擁する都市として発展し、1899(明治32)年に施行された北海道区制により「函館区」が誕生。そして、1922(大正11)年8月1日に北海道で初めての「市」として、函館市が誕生しました。2022年は市制施行100年の記念の年。函館の街で「レトロ」な風情を感じながら、旅してみませんか。


~祝賀会が開催されたホールで、ハイカラ衣装体験

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函館山のふもとの元町エリアに建つ旧函館区公会堂。

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明治時代末期に住民の集会所として建てられ、市制が施行された1922(大正11)年の8月26日には、2階大広間で祝賀会が盛大に開催されました。華やかな宴が目に浮かぶようです。

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館内には、ドレスや袴、タキシードをレンタルできる函館ハイカラ衣裳館があり、ホールやバルコニーなどで自由に記念写真を撮ることができます。函館レトロを満喫!

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~祝賀式会場の市民の公園で、日本最古の観覧車と対面

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市電「青柳町」電停から歩いてすぐの函館公園。明治時代のはじめに市民参加で完成した歴史ある公園で、市制が施行された1922(大正11)年8月1日当日には、祝賀式の会場となりました。日中は小学生の旗行列、夜は花電車の運行・提灯行列が行われたそう。

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今も市民のいこいの場として愛されていますが、特に園内の「こどものくに」にある観覧車は1950(昭和25)年に作られたもの、日本に現存する最古の観覧車として、国の登録有形文化財となっています。2人乗りのベンチ型ゴンドラにぜひ乗車してみてください。

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~期間限定で走る函館市電の復元チンチン電車

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函館の街並みによく似合う函館市電の復元チンチン電車、箱館ハイカラ號。1918(大正7)年に函館で旅客車として運行が始まり、1993(平成5)年に観光電車として復元されました。

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例年4月~10月の土日祝限定で定期運行されます。街を走る姿も絵になりますが、普通運賃で乗車もできるので、ぜひ車内のレトロな雰囲気を楽しみましょう。
※2022年は新型コロナウイルス感染拡大防止のため、8月28日(日)までの運行

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予約をすれば、貸切電車として利用することも可能。忘れられない体験になりそうです。

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~市民のいこいの公園として開放されて100年以上

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美しい星形の城郭で、国の特別史跡に指定されている五稜郭。江戸幕府の役所としての役目を終えた後、1914(大正3)年以降は、市民がいこえる五稜郭公園として一般開放されるようになりました。

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石垣や土塁、堀などは築造された当時の姿をとどめ、幕末の空気をただよわせています。サムライたちがちらりと顔をのぞかせそうな雰囲気。

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2010年に一部復元された箱館奉行所。中は一般公開され、72畳の大広間など、当時の匠の技や最高級の建材を駆使した建築を堪能できます。

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~築100年を超える荘厳な社殿で、タイムスリップ

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室町時代に創建された市民の守り神ともいえる函館八幡宮。お宮参りや結婚式など、人生の節目に訪れる人も多いものです。現在の社殿は、1915(大正4)年に建てられた荘厳な雰囲気の聖帝八棟造り。タイムスリップしたような気分になります。

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境内には、和を感じさせるフォトスポットもあります。

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~築100年のデパートに現存する東北以北で最古のエレベーター

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市電「十字街」電停から歩いてすぐにある、おしゃれな外観が目を引く建物。1923(大正12)年築のデパートの建物が、大改修を経て、地域の交流や観光案内などの拠点として活用されています。

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重厚感のあるホールや階段を見学することができますが、いちばんのレトロ体験は、東北以北で最古の現役エレベーター。大火の後再建された1934(昭和9)年製で、見学を申し出ると、スタッフの手動操作で最上階まで乗ることができます。

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~現代のアニメの聖地でもある、レトロな雰囲気の甘味処

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昔ながらの雰囲気が残る港が丘通りにたたずむ、1921(大正10)年に建てられたという風情ある建物。元は酒問屋の別邸でしたが、現在は和風喫茶の菊泉として営業されています。

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人気アニメ作品「ラブライブ!サンシャイン!!」の登場人物の生家としても、一躍有名に。とうふ白玉ぜんざいをいろり席で味わうのが醍醐味です。函館には、ほかにも歴史的建造物をリノベーションしたカフェが多数あり、レトロな空間でゆったりと時間をすごすことができます。

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湯の川温泉で創業100年を迎えた老舗温泉宿で歴史と伝統を感じる

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函館の湯処・湯の川温泉は、古くから湯治場として有名でしたが、1898(明治31)年の馬車鉄道開業に始まり、1918(大正7)年には日本初の有料道路も開通し、一大歓楽地に。割烹旅館 若松は、函館市制が施行された1922(大正11)年創業、風格のある老舗旅館です。

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玄関を入ると正面に、創業当時のままの欅板の階段。床の玉石に年代物の杉材が埋め込まれ、精巧な彫刻と合わせて、ため息の出る美しさです。

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落ち着いた空間で、函館の自然の恵みを生かした料理を味わうのも旅の楽しみです。

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本格的な和装やハイカラな洋装で、ベイエリアを散策

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ベイエリアのはこだて明治館は、1911(明治44)年築の旧函館郵便局舎をリノベーションしたショッピングモール。その2階に、バラエティにとんだ衣装がレンタルできる和洋モダン貸衣裳館があります。服の上から着付けを行うため、支度の所要時間は約10分。

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衣装を着たまま異国情緒あふれる街を散策すれば、函館レトロ気分全開! 様々なロケーションで写真を撮ることができます。

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人力車に乗って、歴史スポットをたどる究極のレトロ体験

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俥夫(しゃふ)さんが引く人力車に乗って、軽妙な街案内を聞きながらハイカラなエリアを巡るのは、ひと味違った旅のお楽しみ。

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金森赤レンガ倉庫付近から、ベイエリアや坂の上まで、お好みのコースで走ります。八幡坂でとびきりの記念写真はいかがですか。


新しいものと古いものがほどよくミックスされて街が魅力的に彩られている函館。懐かしさに胸がキュンとするような、お気に入りの風景を探してみてください。


※まとめ/編集室M 2022/8/15公開、8月25日更新
写真提供/函館公園こどものくに、割烹旅館 若松、hiroki takatsu、記者K、編集室DS、編集室M、はこだてフィルムコミッション